損害保険の鑑定人の歴史は古く、聞くところによると、18世紀のイギリスでの産業革命時に誕生したとか。
産業、経済の発展と共に、個人の財産、権利の主張もクローズアップされ始めたのではないかと思います。
日本では幕末、開国か攘夷かで世の中が揺れ動くさなか、横浜で最初に損害保険業が開始され、その後、文明開化、度重なる戦争、高度経済成長を経て損害保険は人々の暮らしに密接に繋がりながら発展してきました。鑑定人は、明治末期~大正時代にかけて誕生した、という話を聞いたことがあります。
今、世の中はIT時代が更に加速、AIが進化し、データビジネスの側面もある損害保険業界も変革が進み、保険の種類、補償内容等も、ここ数年で随分と変わりました。
損害保険登録鑑定人は国内に約1,000人程が活動していると言われています。
今後、変わり行く時代の流れの中で、保険業界も鑑定人業界も、益々、その在り方が問われてくるかと思います。
これまでの歴史を汲み、これから先の社会の中に、少しでも足跡を残せる様に・・そんな思いの中での開業となりました。